書跡名品の旅

臨書の記録と創作の備忘録

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

#002【論経書詩(下)】仙人の書(完)

前回からの続き臨書↓ まとめ ・教養があり、書を愛したお爺さんが「ん〜〜…」と、筆先をねじ込むように、ス〜とゆっくり運筆したようなイメージ。大自然に溶け込む仙人の書で、決してダレてなく、むしろ気迫が充実していてダイナミック。 ・欠損が多く、字典…

#001【論経書詩(上)】仙人の書

北魏 鄭道昭(ていどうしょう) 論経書詩(ろんけいしょし) 楷書。永平4年(511) 鄭道昭が道俗の人と共に、雲峰山に登った時、経書を論じて作った詩一種を摩崖に刻した雄大なもの。一字一字をわくの中に入れず、石の素材を生かしながら行を配置している。初めは…

はじめに

はじめまして。2児の母、育休中のshigotoninnです。二玄社さんの『書跡名品叢刊』全209冊を大人買いできたので、その全巻・全臨の記録を残していくのが目標です。また、「臨書」というインプットに対して、作品概要のまとめと簡単な「創作」をアウトプットと…